令和四年六月 鎮痛剤

梅雨があっけなく終わって肩透かしを食らっている。
最近はよく晴れていて既に猛暑。体の内外がぶっ壊れそうだけど夏らしい晴れた日の風景は大好きなので気持ちは比較的明るい。

金曜日の仕事終わりに友人とコメダ珈琲で話す時間がとてもよかった。じわじわ効いてくる鎮痛剤のような時間だった。
デカいアイスコーヒーを注文して漫画を読みながら友人待ち、友人が到着したらデカいサンドイッチを分け合って最近あった嫌なことや不安に思っていることを聞いてもらったりした。近場で旅行する計画も立てた。
バンドメンバーでもある友人。そろそろドラムのレコーディングマイクを買わなきゃな、なんて話もした。自分もデモの作成進めなきゃな。完成度が4~8割の作りかけの曲がいくつもある。過去の自分を報うためにもどうにか形にできたらいいな。あと早くギターレコーディング用のマイクとか自作した機材を早く使いたい。

最近またエフェクターを作っている。
以前は1個完成してから次のものに取り掛かっていたけれど最近はケースへの組み込みまでせずに基板の作製ばかりやっている。

エフェクターを完成させたいというよりも、はんだ付けやレイアウト作成がしたくてやっている。ネットに落ちてるレイアウトや回路図を参考にして自分用のレイアウトをノートに書き起こしたりDIY Layout Creator上で作ったりして、それが終わったらパーツのリストアップと手持ちのパーツをまとめてはんだ付け。ラジオや動画を流しながらこの作業をやるとかなり没頭できる。
かなり集中してしまって気付けば3~4時間以上経っているなんてことはざらにある。
この時間を全部と言わずともギターを弾く時間に充てていれば……なんて考えてしまったりもするけれどギターを弾いている時とは違う気持ちというか感覚でやっているし趣味らしい趣味としてできているものだからいいかなとも思っている。
いわゆるマインドフルネス的なものでエフェクター作り(中でもレイアウト作成とはんだ付けの作業)は自分を救うような行いなのかもしれない。たぶん、これも鎮痛剤。

深夜の作業デスク。散らかっているけれどいい光景だと思った。フィルムで撮影。

少し前に作ったエフェクターをいじっている。

美しい外観。

中身。もう少し綺麗に配線したかった。

中身はProCo RAT。ICはLM308H(缶タイプ)。ダイオードは1N4148。1N914だと音がもわもわになった。クリッピングダイオードは交換できるようにしておいた。
RATはハマる。歪みを強くかけるときと弱くかけるときでフィルター(トーン)の効き方がまるで違う。どの歪みエフェクターもそうだけどRATは顕著な感じがする。
downy青木裕は初期型RATをもとに作ったシグネチャーペダルをプリアンプとして使ってたらしく、真似してみたんだけど結構良かった。歪ませずにかけっぱなしにすると音が太くなるというより重くなるというか重心が下がるような感じがした。多分マーシャル系のアンプと相性が良いんだと思う。
次にRATを作るときは別のICを試したいしもっとキツいハイが出るようにしたい。

 

soundcloud.com

もう結構前の音源ですが。夏なので。