令和五年六月/七月 転居

一軒家に引っ越した。
かくして借金の塊になって夏が始まった。

先月中旬から今月頭にかけて引っ越しでずっとバタバタしていた。新居の整理も終わらぬうちに引っ越してすぐに出張。気が付けば八月を迎えようとしていてもう何が何だか。

猫を引取った

元々自分の実家周りをうろついていた猫。
2016年のある日、子猫を6匹も引き連れて実家の目の前現れたので母親が7匹まとめて保護。夏の帰省で実家に帰ったときは猫にまみれて過ごした。ちょうどリオオリンピックの時期だったので、テレビでバドミントンの試合を流していたら子猫6匹が並んでシャトルを追っていたのは可愛かった。

子猫6匹全員を里親に出し、母猫は避妊手術をして地域猫として野良に返した。ここまでちゃんとやった母親はすごい。その後ずっと母猫は実家を拠点に野良猫として過ごしていたんだけど、母親からの申し出もあり、この度の転居で引き取ることにした。

引っ越しが完了する2週間ほど前から再度母親が実家で保護。引っ越し完了の数日後に実家から新居に運んだ。迎えた当日は一晩中夜鳴きが続いて大変だった。2、3日夜鳴きは続いたけどすぐ慣れたようで今ではもうリラックスそのもの。長生きしてほしい。

f:id:film_filament:20230729234616j:image

 

久しぶりに会う友人

幼なじみの友人と久しぶりに会った。当初は結婚式にも来るはずだったが、流行病で規模を縮小したので招待できなくなってしまった友人。連絡してもあまり返ってこなかったりするので会ってくれるかちょっと心配してたけど、会ったら昔と変わらず。共通の友人にも生存報告しておいた。近況を色々話せてよかった。

 

展示と映画

イリュミナシオン

銀座のギャラリーうぇすとで開かれていたイリュミナシオン展でオブジェを見てきた。内林武史氏の作品目当てで行ったけれど、どの作家の作品もとても綺麗でよかった。清田範男という作家を知ることができたのは収穫。自分も金属や錆を使った作品を作りたくなった。

・テート美術館展

絵画も写真も造形物もあった。見応え十分。リヒターの作品をここでも見られるとは。うれしかったな。
f:id:film_filament:20230729234752j:image
展示で一番気に入った絵のレプリカが手頃な価格だったので買って帰った。その足で新橋駅前にある額縁専門店に行って額縁を買った。絵を見せて好みを伝えたら合いそうなものを提案してくれた。店員さんも気さくで丁寧にいろいろ教えてくれていいお店だったな。専門店だから少し緊張したけど行ってよかった。絵をその場で丁寧に額装してくれた。今度は写真をプリントして飾るときが来たらまた額縁を買いに行こうと思う。

・Ice Cream fever

額装してもらった絵をもって映画館に行った。

icecreamfever-movie.com

とてもいい映画だった。映画好きな人は拒絶反応があるかもしれないなとちょっと思ったけど、自分は好きな作品だった。映画館で観ることができてよかった。真夏のうちにまた映画館で観たい。

・uamou

恵比寿でuamouの展示を見た。おばけがお気に入り。その後上野まで行ってStudio uamouのショップでグッズを買った。可愛いです。

 

ライブ

People In The Box

15th anniversary tourのツアーファイナルを観てきた。Camera Obscuraのリリースツアーでもあるけれど、完璧な庭、あなたの中の忘れた海、机上の空軍、スルツェイを聴けたのはとても嬉しかった。自家製ベーコンの作り方と水晶体に漂う世界はライブで聴いたら結構印象が変わったな。とてもよかった。

jamming O.P.

ライブに行ける機会は中々ないよな、、、と思っていたjamming O.P.。念願のライブに行けて本当に嬉しかった。憧れのバンド。ギターも歌もドラムもベースも全部とてもかっこよかった。大学生の頃の自分に自慢したい。音源を作ると宣言していたので楽しみに待っています。チャックさんと握手できて嬉しかった。10年ほど前に憂鬱な時にTwitterで太田垣さんが相手してくれたのはいい思い出。感謝しています。ライブの物販で感謝を伝えたかったけど人も多かったし、長々と話してしまうのもみっともない気がしたのでやめた。またライブ行きます。

 

 


色々と良いこと楽しいことがたくさんあった一方で疲れてしまっているのも事実。暑さのせいじゃない。猛暑酷暑ではあるけれど夏らしい風景は最高。しかし憂鬱が薄い影みたいにぴたっとついている感じがする。

今の世の中酷い。本当に。今に始まったことではないのかもしれないけれど。出張先でニュースを見ないようにしていたけれどもう本当に憂鬱になる。自分の仕事のこと考えてもそうだし外を見てもそう。自分の手の届く範囲を清潔にするしかないし血眼になって日々世間に隙間を探しては奇跡的に見つけられたら頑張って人に見つからないように守ったり拡張したりしないといけない。過激な思想を持って殺気立っている人間の様に目を血走らせながらあるのかさえ分からないものを必死に探し回らないといけない気がしてくる。そんなことしてるうちに人生が終わってしまいそう。玄関のないシェルターが欲しい。


そろそろ出張も終わる。やっと新居でゆっくりできるかもしれない。部屋や庭をゆっくり作って、いい空間にしていきたい。

少し休みたいな。