Fuzz Faceを作った。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/93056/
ジミ・ヘンドリックスが使っていたことでも有名なあの円盤みたいなエフェクターでZ.vexのSHOの次くらいに簡単に作れる。
ケースは100均で買ったプラスチックの蓋が付いている琺瑯(ホーロー)のボウル。白くてツルッとしてて綺麗なので買った。ステンレスのものと迷ったけど、ステンレスの方は底面に安定させるための窪みがあって何となくそれが嫌だったからやめた。
マスキングテープを貼って穴開け箇所をマークしてポンチで跡付けし、その後マスキングテープを貼ったままドリルで穴開け&リーマーで拡張。
予想はしていたけれど穴開け作業の際に琺瑯のコーティングが剥離するので結構散らかる。特に側面。マスキングテープは貼ったままで穴を開けて正解だった。
ジャックの周りは結構剥がれた。新品なのにヴィンテージっぽい。汚い。
琺瑯の削りカスなんてガラス質が吹き付けられたの細かい金属の破片だから指先に付着するとまあチクチクして不快。もう琺瑯をケースにはしない。
VolumeとGainのポットを取り付けたけど根元に付いている突起がミシミシと内側の琺瑯のコーティングに食い込んでしまって傾いてしまった。LEDとかスイッチの周りもちょっと剥げた。またもや見た目がヴィンテージっぽくなってしまった。汚い。
LEDとスイッチ、ジャック類の配線が全て終わったらスルー音がちゃんと鳴ることとスイッチを入れてLEDが点灯することを確認していよいよ回路の組み込み。
自分には回路図を満足に読める程の知識は無いので、ネットで検索して最初に出てきたレイアウトを使った。SHOとかFuzz Faceなら回路図でも分かりやすいけどわざわざレイアウトに起こすのも怠い。
レイアウトはこのサイトに載っているものを使用した。
https://effector-guitar.com/fuzzface-sillicon/
本家Fuzz Faceってツマミが2個なんだけど、このレイアウトだとツマミが3個になっている(パーツを揃えてから気づいた)。
正直このPre GainがVolumeとどう違うのか分からないし必要無いと思うんだけど、こいつを除いたレイアウトを自分で考えるのは面倒なので(簡単なのかもしれないんだけど)そのままつけることにした。
でも、やっぱりこのPre Gainは要らないしケースの穴開けも面倒なので、ツマミを全開にした状態でビニールテープでガチガチに固定して、ケースの中に入れておくことにした。
このPre GainとかいうやつがToneだったら話は別だけどやっぱりFuzz Faceは2ノブが素敵だ。
コントロールはVolumeとGain(本家ではFuzzと表記)しかないし、やっぱりギターとアンプで調節してこそ良い音が出るんだと思う。
音はこんな感じ。ノブは買い忘れたのでまだつけていない。
音です。 pic.twitter.com/tLpfqN1YZH
— film_filament (@film_filament) 2020年3月9日
アンプはマーシャルのクリーンチャンネルでギターはFenderのジャガー。ピックアップはリアかフロント+リアだった。ローカットスイッチはどうしてたか忘れた。
Fuzz Faceはブリブリモコモコしたような音なので、マーシャルみたいなシャリシャリしたハイがよく出るアンプだったりシングルコイルのリアピックアップで使うのが良さそう。アンプとギターはちょっとクランチみたいな音になるように設定して使うのがいいのかも。他の歪みエフェクターと同じように使おうと思ったら難しいかもしれない。
VolumeもGainもほぼ全開にしているあたりが綺麗な音になる。3時~全開で調節するのが良さげ。Gainを絞ると少しモコついたブースターになる。もったいないからそんな使い方は多分しないけど。
パワーサプライで動かすことしか考えていなかったので電池スナップを付けなかったんだけど、元々Fuzz Faceは電池駆動のエフェクターだしその方が良い音みたいなので電池スナップの増設を検討している。聴き比べをしてみたい。それに多分死にかけの電池を使うとよく歪んでくれるし。
多分もう琺瑯のボウルはケースには使わない。まあ、エイジングが楽しみやすいケースなのかもしれないので積極的に踏んでみようと思う。