令和四年九月 ビルケナウ

ゲルハルト・リヒター

今月は数日間東京方面に滞在した。
週を跨いでの滞在だったので、週末には2ヵ月ほど前に体調不良で行くのを断念した東京国立近代美術館ゲルハルト・リヒター展に行ってきた。
会場ではほとんどの作品が撮影可だった。何枚か載せる。

アブストラクト・ペインティング

ビルケナウ

ストリップ(拾ってきた画像ではなく接写したもの)


オイル・オン・フォトという写真の一部に油絵具を塗り付けた写真もよかった。

リヒターの描く肖像や風景は写実的だけど古いレンズを通したようなボケ感があってかなり好きだった。
今ではAIによる絵の云々,,,作家や作品の価値が,,,の話があるけど絵の存在意義を端的に言うなればこれなのではと思った。絵画や美術には全然詳しくないけど。

カメラが世間に浸透した時も騒がれたんだろうか。今後も画家の存在意義は変わらないんじゃないかと思っている。半ばどこ吹く風みたいな感じだけど、もし世間の流れで人間の作る美術作品が廃れたら寂しいな。

この企画展のチケットで常設展示も見られたので結構長い時間滞在した。
安藤次男:詩、駒井哲郎:絵の詩画集が欲しくなってしまった。
リヒターの図録やポスターも買いたかったけど大きいので断念。通販で買ってしまおうか。

 

中野

中野でカレーを食べて、来月結婚式を挙げる友人にお祝いを渡してきた。
コロナ禍により規模縮小とのことで参加はなくなった。自分の時と同じ。
おめでとう。

昼間から喫茶店で飲むビールの味を覚えてしまった。
もうあの頃の俺には戻れない。